LoRaWANについて


ADSL20周年記念事業として始動した新サービスの構想
伊那市有線放送は、有線放送電話網を使い1997年にADSL(非対称デジタル加入者通信)技術の実用化を目指した国内初の実証実験を行い、2017年に20年の節目を迎えました。
これを記念してADSL発祥の地、伊那市で既設の有線ネットワークが持つ価値を再認識するとともに、「LPWA」の1つである「LoRaWAN」の技術を付加することで実現する「次世代の伊那市の姿とその価値」を提言し、伊那市を日本で最大の「IoTテストベッドシティ」とすべく始動しました。

「IoT」とは?

「IoT(Internet of Things / アイオーティー)」はあらゆる物がインターネットを通じてつながることによって実現する新たなサービス、ビジネスモデル、またはそれを可能とする要素技術の総称です。
従来のパソコン、サーバー、携帯電話、スマートホンのほか、各種センサーや送受信装置などが相互に情報をやりとりできるようになり、新たなネットワーク社会が実現すると期待されています。


「LPWA」とは?

「LPWA(Low Power Wide Area / エルピーダブリューエー)」は省電力で広域をカバーすることができる無線通信方式の総称です。
既存のセルラー通信と比べ、通信速度は低速になるものの、通信費用が削減できることや電波が届かない場所での利用が可能になるといった特徴があるため、IoTの実現に向けて期待が高まっています。


「LoRaWAN」とは?

「LoRaWAN(ローラワン)」は「LPWA」の1つです。
ライセンス不要の周波数帯域を利用して、基地局を利用者が自由な場所に設置できるため、特に地方における広域をカバーする必要があるIoT用途での利用に適しています。


この仕組みを使うとどんなことが実現できるのですか?

「農業支援」から「有害鳥獣対策」「スマートメータの設置による省力化や異常検知」など様々な利用を考えております。
また、「高齢者の徘徊を検知・防止」「通学途中の子ども達の見守り」など、現代社会が抱える問題解決にもつながると考えております。
伊那市有線放送では、2017年度「伊那市LoRaWANハッカソン」を開催し、サービス実用化に向けた取り組みを開始しました。

伊那市LoRaWANハッカソンとは

「ハッカソン」とは、全国から参加者を募り、プログラマーやデザイナー、プランナーなどがチームを組み、1日から1週間程度で、アイデア出しから実際に利用可能なサービスの実装までを行うイベントです。
伊那市有線放送では、2017年度に3回の「ハッカソン」を行い、アイデアと最新の技術を駆使して伊那市の社会課題解決に挑戦しました。

開催された「ハッカソン・アイデアソン」の詳細は「ハッカソン・アイデアソン」のページで、ご覧いただけます。

今後の展望

「伊那市LoRaWANハッカソン」や実証実験を引き続き行い、暮らしのお手伝いが出来るサービスとして還元できるよう努めてまいります。

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